学校法人 国際学園|全日制 星槎高等学校併設 教育課程に関する文部科学省指定校保護者の皆さまへ 卒業生・在校生の声

神奈川県横浜市の星槎中学校(文部科学省指定校)の授業紹介。「教育の特徴」について。

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教育の特徴学校と家庭の連携。

生徒を育む、学校・家庭の連携ツール。1人ひとりの笑顔のレシピ

星槎中学校に通う生徒は、それぞれ、得意な面も苦手な面も持っています。そうした生徒1人ひとりが、得意な面についてはさらに伸ばし、苦手な面については自分のペースで取り組むことができる「教育環境作り」に力を入れています。

個別指導計画(IEP)

個別指導計画(IEP)
※ 保護者面談での意見の聞き取り

本校の指導の根幹とも言える「個別指導計画」とは、生徒自身が取り組みやすい、またその生徒に必要な、対人面を含めた生活面や学習面などの課題を、1人ひとりに目標として設定したものです。作成の際は全職員が様々な角度から生徒の行動を観察し、心理検査の結果と、また保護者の方のご意見も反映させ、個々にあった、よりよい目標を設定します。授業中に個別カードやチェックシートなどを用いる生徒、朝の会の前に、対人面の約束事のカードを確認する生徒などもいて、自分の目標に取り組みやすいように工夫をしています。1日の終わりには、全生徒が担任と「振り返りの時間」をもち、1日の取り組みについて1人ひとり確認しながら、生徒に声をかけて、翌日の登校につなげていきます。

SSTのワークシート
※ 振り返り時間の様子

心理検査(WISC ⅢまたはⅣの活用)
入学をご希望の方には、WISCという心理検査の結果を提出してもらいます。この結果から、生徒が見たり聞いたりして得た情報をどのように処理しているかが判ります。生徒が学校生活の中で苦手さを感じる原因や、どのような支援が有効なのかなど、心理・医療の専門的な立場からの協力をもとに、学校生活をサポートしていきます。

個別指導計画の例

悪気はないのに、友だちが嫌がる声のかけ方をしてしまうAくんの場合

状況
余計なひと言が多く、相手の嫌がることをついつい言ってしまい友人とのトラブルが多い。本人はなぜ相手が嫌がるのかを理解できず、「なぜか自分がいつもトラブルに巻き込まれる」と文句を言っている。
WISCの結果
視覚性優位の結果なので、イラストや絵などの「見て得た情報」を理解するのは得意だが、ことばや「聞いて得た情報」を理解するのは苦手。
目標
相手の嫌がることを言わない。
教員が行ったサポート
個人指導計画A君の例WISCの結果から、目で見て目標を確認できる支援が有効なことが分かるので、「視覚支援カード」を用いた支援を行うことを決めた。登校した段階でカードを3枚渡し、学校生活の中で相手の嫌がることを言ってしまった際には、教員がカードを受け取ることにし、個別学習時間にカードの枚数をもとに1日の学校生活を振り返らせることとした。
※ 画像は実際のカード
目標を立ててからの生徒の変化
カードを使い始めてすぐの時期は、相手の嫌がることを言ってしまうことも多く、教員がカードを3枚受け取る日も多かった。しかし、その都度、カードを受け取ったそれぞれの場面で「何が相手にとって嫌なことばだったか」を具体的に確認していくことで、それらのことばに徐々に気をつけられるようになり、教員がカードを受け取る回数も減っていった。また、個別学習時間に、相手を嫌がらせてしまうことばの代わりに「やさしい声のかけ方」を教員と練習したことにより、相手にやさしい声をかける場面も増え、トラブルも減って落ち着いた学校生活を送れるようになった。

整理整頓が苦手なBさんの場合

状況
個人指導計画Bさんの計画前の状態荷物を整理することが苦手で学校のロッカーはいつもぐちゃぐちゃ。自分のものがどこにあるのか状況、分からなくてパニックになることが多い。
※ 画像はサポート開始前の様子
WISCの結果
言語性優位の結果なので、ことばや「聞いて得た情報」を理解するのは得意だが、絵やイラストなどの「見て得た情報」を理解するのは苦手。
目標
ロッカーを整理整頓して使う。
教員が行ったサポート
WISCの結果から、ことばでの支援が有効なことがわかるので、ロッカー内をビニールテープで区切り、どこに何の荷物を置くべきかがことばで示されたラベルを貼りつけることにした。
目標を立ててからの生徒の変化
個人指導計画Bさんの結果最初は、ロッカー内の区切りに従って荷物が置けているか、登校時に教員と一緒に確認することから始めた。どこに何を置けば良いのかが明確なので、今までのようにぐちゃぐちゃに置いてしまうことは減り、徐々に整理整頓ができるようになっていった。やり方に慣れてくると、教員が一緒に確認しなくとも自分自身で、確認するようになり整理整頓が習慣化していった。学年が終わるころには、荷物の量が多くなった際に自分でロッカー内の区切りを変更するなど、自分自身を支援する方法を身につけることができるようにもなった。
※ 画像はサポートを継続した結果の状態

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